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<レジットデザイン>新製品情報:ショートレングス・コンセプト

今回は竿にグッと的を絞って書いていこうかと思います。

2016シーズン、レジットデザインは9本の新機種を発売します。
もちろん、その9本はすべて「ワイルドサイド」です。

5本が『ショートレングス・コンセプト』

2本が『テクニカル・フロッグゲーム』

そして、残りの2本が
『琵琶湖のマキモノ最先端ロッド』

の9本なのですが‥‥
新機種の半分以上を占めるのが『ショートレングス・コンセプト』です。

ベイトロッド
WSC 63MH
WSC 63M
WSC 62ML

スピニングロッド
WSS 59UL+
WSS ST 59UL

計5本が今春デビュー。

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それぐらい今年のレジットデザインは『ショートロッド』に力を注いでいます。

ここ数年は、琵琶湖を筆頭に全国的にデカバス化が進むのと同時にロッド開発の技術も急速に進歩しています。
(マイクロガイド化やパワーラックスやナノレジンの進化、フォアグリップの極小化などなど)

どの竿屋さんも『より軽く、より強く、そして感度よく』みたいな攻めぎ合いが加速。
いつしかバスロッドの平均レングスは6,6ftを超え、7ftに迫る勢いです。(ベイトロッドの場合。)

「7ftでもこんなにも軽い!」みたいなうたい文句は今は当たり前過ぎて、逆に響かなくなったような気すらするほど。

時代の流れは確実に「ロングロッド化」ですが、我々レジットデザインは時代に逆行するような「ショートレングス・コンセプト」をうちだしました。
その理由は至ってシンプルなもので『必要だから』です。

例えば、皆さんはご飯を食べるときに普通のお箸を使いますよね。
わざわざ長い菜箸でご飯を食べることはほぼ無いと思います。
では、逆にご飯粒より小さいモノをつまもうとするとき、普通のお箸よりはピンセットのようなモノの方がストレスなく扱えると思います。
『何をつまむか?によって道具を使い分けることが出来ればさらにストレスは減る』ということです。

さ、このお箸をロッドに置き換えて見ましょう。

シェイクというアクション1つにしても、同じ竿で手首の動作を変えるのは結構大変です。少なくとも頭の「意識」を変えなければアクションは変わりません!

スピニングタックルでのシェイク1つとっても
「6,6ft」、「6,1ft」、「5,9ft」

この長さの違う3本では、同じシェイクをしてもリグに伝わるアクションは全くのベツモノになるということです。

「6.6ft」では緩やかなシェイクだとしても「5,9ft」に持ち替えるだけでより細かくキレのあるシェイクが出来るということ。

よくマキモノで「リールのギア比違いでリトリーブスピードを差別化する」という方法がありますが、正直あんな感じ。

アクションが変わるのですから、釣れる釣れないの差が生まれるのは当然。
仮に同じワーム、同じウェイト、同じラインの太さでも。です❗

バスフィッシングは自然が相手の遊びです。
自然と向き合い、ブラックバスと向き合った結果、『ショートレングス』でしか喰わせられない、または捕れないバイトも沢山経験してきました。

ショートバイトに対応出来なかった時。
アプローチが上手くいかずバスに警戒心を与えてしまった時。
ロングシェイクがハマる場面。

『ロングロッド<ショートロッド』
という場面も実はめちゃくちゃ多かったりします。

今のロッド開発技術+ショートレングスなので、持ってもらえればその違いをハッキリと感じて頂けると思います。